薬局薬剤師の在宅訪問はどのくらいの費用がかかる?|在宅の場合

薬局薬剤師が実際患者さんのところへ、お薬をお届けに訪問することになるとしましょう。
ご家族などがいちばん気になる点は、どのくらいの費用がかかるのか?という問題だと思います。
ご自宅へと施設へとでは若干変わってくるので、今回もご自宅への訪問になった場合でお話させていただきます。

医療保険+介護保険

まず、日本は国民皆保険なので、医療保険(国民健康保険または社会保険)をお持ちであるか、もしくは生活保護などを受給していらっしゃるでしょう。
薬局薬剤師が訪問することで、在宅患者訪問薬剤指導加算が算定されます。
・単一建物診療患者が1人の場合:650円 ※1割負担の方の場合
・2~9人の場合:320円
・それ以外の場合:290円(令和2年度診療報酬に基づく)

※2割負担の場合その2倍、3割負担の方の場合は3倍になります。

別途、介護保険において、寝たきりや認知症などで、常時介護が必要になった状態(要介護状態)には、介護認定され、要介護1から要介護5まで患者さんの状態によって分かれます。介護認定されるほどではないと判断されながらも、家事や身支度など日常生活において支援が必要になった状態(要支援状態)には、要支援1または要支援2のいずれかに認定されます。

要介護状態か要支援状態か、そしてどの段階なのかは、市町村に設置される介護認定審査会によって判断されますが、
・要介護、要支援(新規)認定の有効期間:6ヶ月(市町村の判断で3ヶ月から12ヶ月)
・要介護更新認定の有効期間:12ヶ月(市町村の判断で3ヶ月から36ヶ月)
・要支援更新認定の有効期間:12ヶ月(市町村の判断で3ヶ月から36ヶ月)

と厚生労働省では有効期間を設けています。

要介護認定の方の場合、訪問時に「居宅療養管理指導」を算定され、要支援認定の方の場合には、訪問時に「介護予防居宅療養管理指導」を算定されますが、いずれも同じ点数になります。
令和3年度介護報酬改定により若干変動し、薬局薬剤師の場合 (月4回まで算定可能) ※1割負担の方の場合
・単一建物診療患者が1人の場合:517円
・2~9人の場合:378円
・それ以外の場合:341円

※2割負担の場合その2倍、3割負担の方の場合は3倍になります。

新型コロナウイルス感染症に対応するための特例的な評価

新型コロナウイルス感染症に対応するための特例的な評価として、2021年9月末までの間、上記基本報酬に0.1%上乗せされます。

オンライン服薬指導

また、今回の介護報酬改定により新設されたオンライン服薬指導は、1回につき45点
(月1回まで算定可能)

その他

服薬指導を行う際の情報通信機器の運用に要する費用、お薬をご自宅までお届けする際に要する費用は、社会通念上妥当な額の実費を別途徴収することがあります。